あの赤ポチを分割キーボードに移植してみた話
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本書はいわゆる赤ポチこと「トラックポイント」を、市販の分割キーボードである「BAROCCO Mistel MD770」に移植する改造を行った顛末を記録した本です。 トラックポイントはLenovo社製ノートPCブランド「ThinkPad」に搭載されているポインティングデバイスですが、これを搭載したUSB接続式キーボードも発売されています。 このThinkPadキーボードを分解し、トラックポイントと基板を抽出。 そして分割キーボードに移植することで、分割キーボードとしての良さを活かしつつ、 ホームポジションから手を動かさずにトラックポイントでマウス操作ができるという、 理想的な環境を得ることに成功しました。 本書では、そのような改造に至るまでの背景と調査、そしてThinkPadキーボードの分解と解析、移植の手順と、実際に使ってみた感想までをエッセイ風に綴ったものです。 PC用キーボードやThinkPadが好きな方、DIYエッセイに興味のある方はぜひご一読ください。 ※あくまで既製品の改造なので自作キーボード要素は控えめです。 ※大変雑な工作となっています。あらかじめご了承ください。 ■ページ数 60頁 ■目次 はじめに 第1章 背景 1.1 肩こりとの闘い 1.2 分割キーボード BAROCCO Mistel MD600/MD770との出会い 1.3 トラックポイントへの郷愁 1.4 過去の ThinkPad キーボードたち 1.4.1 ThinkPad キーボード SK-8855 1.4.2 ThinkPad キーボード KU-1255 1.4.3 ThinkPad トラックポイント キーボード II 1.5 先行事例と決断 1.6 方針のまとめ 第2章 ThinkPad キーボードの分解と解析 2.1 分解の参考動画 2.2 キーボードの構成要素 2.3 手順概要 2.4 手順詳細 2.4.1 表面カバーを剥がす 2.4.2 キースイッチ基板を剥がす 2.4.3 制御基板を剥がす 2.4.4 トラックポイントを外す 2.5 動作確認と基板解析 第3章 分割キーボード MD770への移植 3.1 全体構想 3.2 トラックポイントの配置 3.3 マウスボタンの配置 3.4 トラックポイント・マウスボタンと制御基板の配線 3.5 独自基板の設計 3.6 基板の収納 3.7 動作確認・ある違和感 3.8 ThinkPad ドライバインストール 第4章 感想 4.1 移植後の使用感 4.1.1 良かった点 4.1.2 今後の課題 4.2 市販分割キーボードへの不安と自作キーボードへの憧れ 4.3 最後に あとがき